ネットプラザ Blog

2020/02/11 19:03


 人は生まれてから、知・情・意の教育を受けて成長し、一人前の社会人になっていくのではないでしょうか。

 そこで、今回は教育の結果得られた、知識と智恵の相関関係を考えてみたい。

 今、日本では義務教育で、最低9年の教育を受けています。この教育は「知・情・意」の3つの側面からのバランスのとれた教育であるべきですが、現在の教育は知的側面に重点があります。 それは、知識が蓄積でき、何を知っているかの物差しは誰もが理解しやすい領域だからです。 

 つまり、時代が進めば、進むほど、誰もが理解できる知的領域での”知識”は確固たる判断する「物差し」の地位を確立します。

 しかし、知識は習得とともに、応用力がないので、必然的に過去形になってきます。

 それに対し、智恵は「情操」「意志・意欲」と関連し、その習得は難しいし、その人固有の資質であり、知識のように蓄積も継承も出来ません。

 したがって、智恵は未来形の概念であり、人生を切り開く頼もしい資質であります。

 具体的に説明すると、知識は文字等を介して、他者に共通認識が可能で有り、理解可能な概念です。

 それに対し、智恵の中身は豊かな知識、情操、他者への思いやり、意志が出発点になりますが、必ずしも、習得できるとは限りません。

 つまり、智恵はその人固有の内面で創られるものであり、普遍的なものではありません。

 智恵者と言われる人は、その人固有の才能と、生活体験からにじみ出るものを持ち合わせた人です。

 したがって、智恵は本を音読する等の実体験によって作者の行間に展開している感覚を習得する。または学習の習慣化の中から創生する。不屈の闘志等の具体的アクションから出来てくるのではないでしょうか。

 知識領域での学力は当面の教育で何とかなりますし、学校の成績については良い点数も獲得できます。

 しかし、長い人生をどのように生きていくかについては智恵の領域を開いていかねばなりません。

 つまり、豊かな情緒、幅広い他者に対する慈しみの情と、どんな困難な事をも乗り越えようとする意志、不屈の闘志、飽くなき好奇心等の「智恵の領域」の裏付けが未来指向の働きです。

 私たちの主張している「自発能動学習」は強い意志ですが、この能力は豊かな知恵を生んでいきます。

 「知識」はあっても「智恵」がなくてはその知識は十分生かせません。 逆に「智恵」はあっても、豊富な「知識」がないと、智恵は十分能力を発揮出来ません。

 総合的な「知・情・意」の調和育成が豊かな想像力(イマジネーション)を創り出し、その結果誰でも理解できる何かを創作、発明、開発、育成等の創造(クリエーション)の存在へと顕在していくのではないかと考えます。

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