ネットプラザ Blog

2020/02/11 19:07

読のすすめ

 先々月、私たちの全家研村上和雄総裁から「音読のすすめ」の随筆が発表されました。

 大変興味深く拝読させていただきました。そこで、私なりに音読の効果を解説してみたいと思います。

 学校では近年音読を取り入れる指導が多くなってきているそうです。

 音読は、文字通り「書いてある文章を声に出して読む」ことですが、この活動は大変人間の精神面の成長に大きく寄与します。

 音読するために目で文章を読んでいきます。つまり、文字の認識が始まります。 視神経から、大脳の中枢神経に情報が伝わります。

 そうすると、大脳の前頭葉にある「前頭前野」が活発に働き、文字の解析、記憶の部位からの照合とその照合と同時に人間の持っている抽象的な概念を呼び出し、感覚・感情を顕現してきます。

 前頭前野というのは、人間としての高次な機能を持ち脳の司令塔と呼ばれていて思考したり、意識や注意に集中したり、意思決定をしたり人として豊かに生きるのに必要なすべてが集約してある部位です。

 つまり、声に出して文章を読むと、心と脳全体が活発に働き、人間的な感性を呼び出すのです。

 さらに、音読は目で文章を追うだけでなく、口も耳も使うため、音読を始めると脳にとっては多くの作業が必要になり、前頭前野をはじめ、脳のいろいろな場所で血流量が増え、活発に働き始めるのです。

 実際、繰り返し音読するうちに、漢字や文章の言い回しなどが自然に覚えられます。

 つまり、言葉を使ったコミュニケーション能力が身についたり、集中力や記憶力が向上してきます。

 さらに、自分自身の声を聞くことで、実体験と同じような感覚が再現されます。

 江戸時代、日本は寺子屋で「読み書きそろばん」を学習しましたが、主な教材は論語でした。

 師匠の朗読の手本に続き、反復朗読する事が主な学習だったのですが、漢文の持っている意味のわからない文章を、身につける学習効果としては大変有効だったようです。

 読むのが苦手な子には、江戸時代の寺子屋を思い出して、まず親が短い文や詩を読んであげて、それを耳で覚えて繰り返すといった方法もよい方法です。

 日本語以外の外国語の習得にも、音読は効果があります。

 上手に音読している我が子を率直に認め、褒めてあげて下さい。

 目標は有名な童話等、100冊に挑戦して下さい。

 必ず、全人格的な精神の成長、前進があります。

 音読の指導者(親も含む)はしっかりと読めるようになっているかを見極めたうえで音読のレッスンを進めてください。

 学ぶことに達成感を持てて初めて子どもたちは、自分の成長と向かい合うことができます。つまり、学ぶことが楽しいなぁと実感できる成功経験を多く積ませてあげることが大切です。

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